病院での臨終後の葬儀の流れ

病院で亡くなったら、遺体はいったん病院の霊安室に移されます。この仮安置の間に、遺族は搬送業者を選んで手配します。そこから自宅もしくは通夜や葬儀を行う斎場に搬送することになります。亡くなったばかりで放心しているかもしれませんが、できればこの段階で葬儀社に連絡して、通夜や葬儀場の空き状況を調べてもらい、遺体の安置場所を決めておくと良いです。

仮安置の間に、必要な手続きを済ませます。遺体を霊安室に置いておけるのは、2時間から長くて半日くらいです。遺族はその間に病室の整理、入院費の清算、死亡診断書の手続きをします。危篤の段階で連絡した範囲よりも広い範囲に連絡する必要があるので、手分けして死亡を知らせる人たちに連絡を取ります。

あるいは、病室の整理、支払いは遺体の搬送が済んでから行うようにしても良いです。ただし、死亡届、火葬許可証の手続きは必ず行っておきます。これをしておかないと火葬できないので、葬儀が進められなくなります。遺体の搬送は、葬儀社や搬送業者に依頼します。

都市部では住宅事情から病院から直接斎場へ搬送するケースが増えています。火葬だけを行う火葬式の場合には、火葬場の安置所に直行してもらうケースもあります。この場合でも、法律で遺体は48時間経過しないと火葬できないことになっているので、安置する時間が発生します。安置のためには費用がかかるので注意が必要です。

受け入れ状況によって搬送できない場合には、一時預かり所や保冷庫保存の手続きが必要になる場合もあります。

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