葬儀としてのお別れ会

お別れ会は、葬儀のなかの告別式に変わるセレモニーです。家族だけの内輪の家族葬を行った後、知人や友人に故人の死亡を伝えます。これだけで葬儀を終える場合もありますが、家族だけで葬儀を済ませると参列できない人が出てしまうので、参列しなかった親族、知人、友人を招いて故人とのお別れ会を開くこともあります。形式にとらわれない自由葬のひとつです。

お別れ会は、大きく分けて、遺族主催の会と、友人や知人が主催する会の2種類があります。開催時期は死後2週間~四十九日の法要までの間に行われることが多いです。一周忌(死亡した次の年の命日)近くになると、お別れ会というよりも偲ぶ会という言葉が使われるようになります。友人や知人主催のお別れに遺族が招かれたら、特別な事情がない限りは出席するのがマナーです。

一般的なお別れ会の流れは、進行や演出については特に決まりはありません。主催者が自由に決めることができます。ただし、あまり湿っぽくなりすぎないように注意することが必要です。厳粛さを壊さないようにしながらも、メモリアルコーナーや故人の好きだった曲のBGMなどで和やかな雰囲気になるように心がけましょう。

具体的な流れは、参列者の入場から始まります。献花をして着席し、開会の辞を述べます。幹事代表の挨拶では、遺族主催の場合には喪主が行います。友人代表の弔辞、献杯、会食、となり、ここで演出が入る場合もあります。

遺族による謝辞が行われ、閉会となります。

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