葬儀には懐かしい人がやって来る

初めて葬儀に参列したのは、祖父が亡くなった時です。まだ小さかったのであまり覚えていません。でも、悲しい気持ちになったことは覚えています。焼香をした記憶がないので、もしかしたら中には入っていなかったのかもしれません。

ただし、棺に自分で作った折り紙やお手紙などを入れたことは覚えています。次に葬儀に参列したのは祖父母が亡くなった時で、これは鮮明に覚えています。中学生だったこともあり、学校の制服を着て焼香しました。焼香の仕方が分からなかったので、見よう見まねで周りの人を見ながら行ったことを覚えています。

何よりもずっと正座をしていて痺れてしまったことが記憶に残っています。それから、印象深かったのは、懐かしい人に出会えたことです。それほど親戚づきあいが疎遠になっていたわけではなかったものの、祖母の葬儀ということもあり、親戚一同が集まりました。小さい時に会ったきりになっていた従姉妹にも会えて、大きくなったといろいろな人に言われたことを覚えています。

また、このような機会がないと、全員が集まるというのは難しいということも分かりました。大人たちはみんな仕事を休んで来ており、初めて会った親戚も数名、居ました。このように、不幸があったとはいえ、親戚に会う機会になるというのはとても良いことです。よくよく考えてみると、この後、これらの親戚と会ったことはありません。

やはり、このような機会がないと疎遠になってしまいます。人との繋がりを感じられる良い機会になるものでもあるのです。

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