葬儀の時は服装が大事なマナーの一つです

親しい人や知り合いが亡くなると、執り行われるのが葬儀というセレモニーになります。しかし訃報の知らせというのは、多くの場合は突然来るのでその準備に困ることも多いです。自分の体験で言えば、着ていく服が場に相応しいものが無く困ったことを思い出しました。伯父さんが亡くなったと連絡を受けたのは、平日の昼間で仕事中だったのです。

葬儀が執り行われる場所は、実家の近くにある地方都市になります。慌てて駆けつけたので、着ていくのは地味な色合いのワンピースのみでした。社会人となって初年度だったので、喪服を用意しておくという概念がなかったのです。実際に葬祭場に行ってみると、焦りました。

お通夜から、喪服を着用している人ばかりだったのです。喪服は着なくても、お通夜だったら大丈夫という甘い考えがありました。学生の時は制服を着用することで、許されていたので社会人になったばかりの当時は、喪服の必要性を感じなかったからです。周囲の人が皆黒い喪服で来ているのに、自分はグレイのワンピースだったのです。

ものすごく肩身の狭い思いをし、両親には思いきり怒られました。もしかしたら自分のような慌て者が多くいるためか、葬祭場の近くには喪服を扱っている店舗もあったのです。母親に頭を下げて借金をし、急いで喪服を購入し葬式と告別式には堂々と参列することができました。服装が周囲と違うだけで、浮いてしまい葬儀の雰囲気さえも変えてしまうことに気づけたのは今では良い教訓となったのでした。

以降はその場に相応しい服装を、心がけるのが社会人のマナーとしています。

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